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父子家庭の父の視点から考える女性のライフキャリア [講演]

6月29日(木)京都ノートルダム女子大学生活環境学科にゲスト
スピカ―として登壇しました。

1週間後に学生から感想文が。泣ける・・・。共有の許可を頂いた
のでUPします。

[本]父子家庭の立場である方からお話を聞くのは初めてのことでした。これまでの
私は母子家庭とは違って「お金に余裕があるから母子家庭よりはなんとかなりそう」
と心の中でどこか思っていた部分もありました。しかし、今回木本さんのお話でパ
ートナーとの死別、子育てと仕事の葛藤、そして遺族であることを受け入れる難し
さなど今まで触れることがなかった父子家庭の全貌について知ることが出来ました。
子供の立場として私の母親は家事育児、パートを一任している為、もし母親がいな
くなってしまったら私の父親と私はどうなるんだろうか?と考える機会にもなりま
した。グリーフハラスメントについては今後の為にもよく記憶しておこうと思いま
した。育児はできるようになることが楽しい反面、仕事はできなくなることが苦し
いとおっしゃっていたように、パートナーを失った男性はもちろん、出産などで仕
事から遠ざかることになってしまうことが多い女性視点の意見にとても共感しまし
た。女性とライフキャリアという名の通り、この授業を通して女性としてどのよう
な生き方をするのがいいんだろうと考えるタイミングが多くなっていたのですが、
木本さんの助言がとても為になり、少し自分の将来像が見えてきたような気がします。

子育ては.png

[本]木本さんのお話を聞いて、奥様が亡くなられてから5年経ってやっと泣けた、遺族
であることを認められたということに驚きを感じ、印象に残りました。パートナーが
亡くなってから本当に大変だったのがよく分かる一言でした。周りからの支え、妻が
残してくれた縁は木本さんにとって、間接的にはお子さんにとっても非常に大きいも
のだったと思います。
"父子家庭なら金銭面は大丈夫"だという認識をしていたのでそうじゃないと知り、片
親家庭への支援はまだまだ足りないのだという問題を認識させられました。「"男性の
育児休暇取得"ばかりが注目されているが、もっと他にするべきことがあるんじゃない
か」という言葉は凄く鋭いなと思いました。"17時以降(退社してから)仕事の連絡等が
あると、頭が切り替えにくい"という意見に、確かにそうだよなと、実際にワンオペを
経験された方だからこその意見を知ることが出来ました。"育児休暇"ではなく、育児
中の人には退勤後仕事の連絡を行わないなどの企業側の取り組みが大切だなと思いま
した。そういった制度、ルールを実施している企業を聞いたことがないので、こうし
たことが当たり前の日本になればいいなと思います。
女性が(夫、子供をのこして)亡くなった時、夫が困ることとして学校の事が分からない
というのは想像がつきました。というのも、私の父がもし木本さんと同じ立場になった
ら…私たち子供の学校の事にあまり深い関わりを持ってこなかった(女性が育児家事の役
割を完全に担っている)のでそうなるだろうなと思いました。妻がいなくなった時、やっ
と夫が育児家事1年生になるというのは本当に避けるべき事態だなと感じます。初めから
2人で協力して行っていれば、女性の方は仕事に力を入れやすくなったり、男性の方は妻
を亡くしても家事育児に困りにくくなるのではないでしょうか。
性別役割分業を完全に無くすことは出来ずとも、"家事育児は女性がするもの、男性は仕
事"という考えが減っていけばいいなと思います。貴重なお話を聞かせていただきました。
本当にありがとうございました。

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